大荒れとなったJSB1000クラス決勝でコース上にオイルが出たためオイル処理に時間がかかり、当初14:00スタートだったJ-GP2クラスは約3時間遅れとなる17:45に16周決勝レースとしてスタート。
ホールショットは予選4番手の高橋裕紀が奪い、続いて井筒仁康、予選7番手のデチャ・クライサーが3番手にジャンプアップして第1コーナーに進入した。オープニングラップは高橋、井筒、デチャ、浦本修充、亀谷長純、生形秀之のトップ6。2周目の第1コーナーで井筒が高橋をかわしてトップ浮上、そのままペースを上げ2番手高橋に1秒近い差をつける。井筒、高橋、亀谷のトップ3台は等間隔の単独走行、その後方で生形、デチャ、浦本、星野智也がダンゴ状態の4番手争いを展開する。
7周目、タイヤのグリップ感が出るまでペースを上げられなかったという浦本がタイムアップすると、チームメイトの亀谷をかわして3番手に浮上する。その後も浦本は1分38秒前半のペースで周回、前を行く高橋を追う。8周目の第3コーナーで生形が亀谷をパス、4番手に浮上する。
序盤に5秒の貯金を稼ぎたかったという井筒は10周目に4.64秒のアドバンテージを築いてトップを周回するが、ここで雨足が強くなってきた。11周目、2番手の高橋に浦本、生形が追いつき、MCシケイン手前で浦本が高橋をパス、2番手に浮上する。その翌周、同じ場所で生形が高橋をパスして3番手に浮上する。
14周目、浦本が1分37秒898、生形も1分37秒928のベストタイムで周回、井筒よりも約1秒速いタイムで追いかけるが、後続の動きを確認しながらレースコントロールをしていた井筒がそのままトップチェッカー、見事ポールポジションから優勝を決める。2位に浦本、3位に生形、4位に高橋、5位に亀谷、6位デチャ、7位星野、8位高橋英倫、9位関口太郎、10位小山知良のトップ10であった。 |