2018 MFJ 全日本スノーモビル選手権 第1戦 長野大会 開催日:2018年2月3日(土)〜4日(日) 会 場: 長野県・黒姫高原スノーパーク特設会場 クラス:SX-Pro、SX-A1、SX-B1、SX-A2 / ジュニア、MFJオープンカップ(承認併催) SX-Pro総合優勝は2017チャンピオン・佐々木選手! 若手の活躍にも期待!! 2018年からクラス名称を変更した全日本スノーモビル選手権。だがレースの迫力は変わらず、開幕戦は昨年と同じ黒姫スノーパーク特設会場で開催された。 スポーツ走行となる土曜日も含め、青空が広がった決勝日。国内最高峰となるSX-Proクラス(旧スーパークラス)は14台が出場。ヒート1は♯4渡部滉大選手が好スタートを切ると、その勢いのままレースをリードしていく。後続には♯5松野 元選手が続くが、4ラップ目に入ると後退。スピードを増した♯3郷 瞬希選手が2位に浮上し、渡部選手に迫っていく。一方、後方では松野選手、♯2阿久津成一選手、2017年チャンピオン・♯1佐々木雅規選手による3位争いが激しさを増すが、佐々木選手が抜け出すと怒涛の勢いでトップを追いかけ始める。レースは変わらず渡部選手がリードするが、郷選手がそのすぐ後ろに迫り、7ラップ目に渡部選手を交わしてトップを奪う。郷選手は渡部選手を引き離すが、その後ろには佐々木選手の姿が。レーススタートから12分が経過した頃、佐々木選手は渡部選手を抜くと郷選手を追いかけ始めるが、間にバックマーカーが入るとともに、なかなかスピードが上がらない。一方、郷選手のアグレッシブな走りはさらなる勢いを増し、最終ラップへ。郷選手はそのままトップでチェッカーを受け、開幕戦ヒート1を制した。2位は佐々木選手、3位は♯9関 隼人選手 ヒート1での負傷により阿久津選手が戦線離脱。13台での戦いとなったヒート2は、ヒート1の雪辱を果たすとばかりに絶妙なスタートを見せた佐々木選手がオープニングラップから後続を引き離してレースをリード。周を重ねるごとにスピードが増し、最終ラップまで独走状態。貫禄ある走りを見せヒート2は佐々木選手が優勝した。オープニングラップ4位から3ラップ目に順位を上げた関選手が2位、3位は♯12村上雅紀選手。 SX-A1(2st600cc/4st1,050cc)は両ヒートとも♯27山田大至輝選手がスタートからトップを快走して完全勝利。SX-B1(2st600cc/4st1,050cc)は♯1竹内啓真選手が両ヒートを制して優勝。1ヒート制のSX-A2(200cc以上/オープン)は♯1五十嵐和則選手が優勝した。また、承認クラスのジュニアは♯5竹内啓将選手、MFJオープンカップは♯1河面朋樹選手が勝利。 ■SX-Proクラス 選手コメント 総合優勝: 佐々木雅規選手 「ヒート1はスタートを失敗してしまい、追い上げのレースだったのですが思ったように走れなくて、トップまで追いつけませんでした。ヒート2はスタートに集中し、ホールショットが獲れたので、そのあとは自分のペースをつかんで走ることができました。今年は3年連続チャンピオンを獲ることを目指し、次戦では完全勝利したいです。」 総合2位: 関 隼人選手 「ヒート1はリズムをつかむまでに時間がかかってしまい、ヒート2は2位でゴールできたものの体力不足を感じたので、納得のできるレースではありませんでした。次戦以降はきっちり自分の走りをできるようにしたいです。そうすれば結果はついてくると思います。また、昨年はケガのためシーズン途中でレースに出られなくなったので、そういったことがないようレースに臨みます」 総合3位: 郷 瞬希選手 「ヒート1はスタートこそ出ることができませんでしたが、追い上げることができ、攻めの走りができたと思います。ただヒート2は最終コーナーでマシンが滑って順位を大きく下げてしまったのが残念ンです。シーズンオフのトレーニングで体力も付いていてマシンにも”乗れている”という感覚があるので、チャンピオン獲得目指してがんばりたいと思います」