6月16日(土) 公式予選 天候:曇/霧 コース:ウェット〜ドライ 気温:16.5度(17時現在)
●会場:宮城県 SUGOインターナショナルレーシングコース(1周3,737.5m) ●観客:土曜日:2,400人 日曜日:4,500人
昨年、全日本初優勝を飾ったSUGOで岡本裕生が、事前テストから別格の速さを見せ、まさにワンサイドレースを展開した。 公式予選では、転倒はあったがケガはなく、ただ一人、1分31秒台に入れポールポジション。決勝でも好スタートを見せホールショットを奪うと、3周目から1分31秒台に入れると、6周目にファステストラップとなる1分31秒776をマーク。他のライダーのほとんどが1分32秒を切れない中、8周連続で1分31秒台で走り、完全な独走体制を築いていた。 後方では、南本宗一郎、國峰啄磨、小山知良、亀井雄大が2番手争いを繰り広げていた。ここから國峰が2番手に上がると、岡本を追って行くが4周目のバックストレートでマシンに問題が発生してしまう。何とか走り方を変えながらレースを続行していた國峰だったが8周目の4コーナーで振られてしまい小山と南本にかわされると、馬の背コーナーでも亀井にかわされ5番手に後退する。リズムを崩してしまった國峰だったが、10周目の1コーナーで南本をかわし4番手に上がり前を追う。しかし、その周のSPアウトコーナーで痛恨の転倒。そのままリタイアとなってしまう。 國峰にかわり2番手争いに加わってきたのが奥田教介だった。13周目には、南本を、14周目には、亀井をかわし3番手に浮上。小山のテールをマークすると残り3周を切った18周目の1コーナーでブレーキング勝負で前に出て行く。これに続き、最終ラップの1コーナーでも亀井が小山に勝負を挑み3番手に浮上。小山は、そのテクニックで何とか後続を抑えていたが、フロントが今ひとつ決まっておらずシーズンを見据え、リスクを最小限に抑えることを選んでいた。 トップを走る岡本は、2位に10秒以上の大差をつける圧倒的な速さを見せ今シーズン初優勝。2位争いは、奥田が制し、亀井が3位となりST600クラスで初表彰台を獲得した。4位に小山、5位に南本と続き、オートレースへの転向が決まっている上和田拓海が単独走行で6位、7位に古山颯太、8位に佐野優人、9位に長尾健吾、10位に佐野勝人と続くトップ10。以下、中村豊、中山耀介、梅田虎太郎、杉山優輝、関野海斗、上原大輝、名越公助、亀井駿、渡部裕貴、西嶋修までがポイントを獲得した。