レース情報 ライセンス ダウンロード おすすめショップ 当協会について
 
rece
種目別最新情報
tree01 ロードレース
tree01 モトクロス
tree01 トライアル
tree01 スノーモビル
tree01 スーパーモト
tree01 エンデューロ
tree02 その他競技種目
レース観戦情報&レース結果
tree01 ロードレース
tree01 モトクロス
tree01 トライアル
tree01 スノーモビル
tree01 スーパーモト
tree02 エンデューロ
レースカレンダー検索
TV放送予定
tree02 BS , 動画配信
国内競技規則書
FIM規則(和訳)
公認車両
公認部品・用品
マウスガードについて
アンチドーピング
熱中症を予防しよう
全日本選手権シリーズランキング
エンジョイ!!バイクレース
 

写真&レポート
 
初優勝の小川毅士
IAS昇格11年目の勝利

タイトルに向けたプレッシャーが
あるという小川友幸は2位

3位の野崎史高
2ラップ終了時では2位にいた

国際A級スーパークラス

2014全日本トライアル選手権シリーズ第6戦中部大会

全日本選手権第6戦は中部大会。会場は岡崎しからほど近く山の中のキョウセイドライバーランド。観客サービスの充実は、全日本ラウンドの中でも特筆に値する。食事や子ども広場などの設置もあった。

2014年シーズンも終盤。今回は国際A級のタイトル争いが山場を迎え、 国際A級スーパークラスと国際B級はいまだ熱戦が続けている状況。最終戦を目前に、終盤の戦いを占う重要な1戦だ。

おりから台風19号の来襲でコンディションの悪化や安全が懸念されたが、当日は時おり日も差すほどの絶好のトライアル日和となった。

■国際A級スーパークラス

12セクション(うち1セクションはキャンセル)2ラップと、2セクションのSSによる戦い。最近ではすっかり定番となった全日本のシステムだが、もともとは中部大会が発祥となった方式でもある。

序盤、減点を最小限に押さえて好調だったのは小川毅士(ベータ)だった。今シーズン、表彰台に2度登るなど成長は著しいが、そろそろ優勝がほしいという本人と周囲の希望にはなかなか応えられないでいる。

今シーズン3勝をあげている小川友幸(ホンダ)は、第2セクションの岩から岩への飛び移りで5点。2連覇を目前にして、ライディングが少しかたくなっているのかもしれない。第3戦九州大会で勝利した野崎史高(ヤマハ)は、第1セクションから5点となって苦しい戦いを始めている。

しかし中盤、第6セクションで小川毅士が3点となるミスをし、続く第7、第8と続けて5点となると、黒山、小川友幸が一気に小川毅士との差を積め、トップ争いはいつものふたりとなった。これで試合の流れが決まったかに思えたのだが、勝負は最後の最後までわからない。

2ラップ目に入って、小川友幸、黒山のふたりがミスを連発。この頃になると、野崎も徐々に復調してきて、トップ争いは見事に四つどもえの大接戦となっていた。

12セクション2ラップの戦いが終わって、トップに立っていたのは小川毅士。難セクションの第8セクションをライバルを前に駆け抜けるなど、今回の毅士のライディングにはきらりと輝いた印象が多い。

SSを前に、毅士のリードは4点。2位は野崎だった。小川友幸が野崎に2点差、さらに黒山が1点差。剛士から黒山までは7点差があった。

SS第1では、毅士は1点をついて、ていねいにセクションを走破した。野崎、小川友幸はクリーンだが、毅士は3点差で勝利のかかった最終セクションに挑む。

最終セクションは、公募でレイアウトを募った半人工セクション。巨大タイヤとコンクリートブロック、終盤には高さ170センチの真直角ブロックがそびえたっていた。

トップ4人のなかで最初にトライするのは小川毅士。毅士は多くのギャラリーが見守るなか、ここを完璧にクリーンした。この瞬間、IASクラスを走るようになって11年目の小川毅士の初優勝が決まった。

2013年シーズンは、小川友幸と黒山の一騎討ちに終始したシーズンだった。今シーズンは小川友幸が3勝と抜きん出ているものの、これで4人目の勝者が誕生となった。

【小川毅士のコメント】

ようやく勝てました。これまで、自分からことごとくチャンスを潰してきていたので、ようやくチャンスをものにできてうれしいです。ここまで、多くの人にお世話になりました。これでまだ1勝ですから、お世話になった方に恩返しができるように、もっと勝てるように戦っていきたいと思います。ありがとうございました。

【小川友幸のコメント】

悪い走りではなかったと思うんですが、2ラップ目にゲートマーカーをはねたりテープの外に出たりなどのミスが多く出ました。いつも気を配っている部分に、今日は気が回らなかったということなのだと思いますが、それがやはり2連覇に向かうプレッシャーだということではないでしょうか。最終戦も同じような状況になる可能性はあるので、メンタル面をしっかり見直してタイトル獲得に向かいたいと思います。

【野崎史高のコメント】

失敗が多かったので、2ラップを終えて2位というのは意外な感じでした。1点が多かったので、乗れている感じがしないわりにはスコアがよかったということでしょう。SSでは逆転されて3位に落ちてしまいましたが、あれはいまのぼくとマシンの実力では精いっぱいでした。


IAは寺澤慎也
ベテランの初優勝
IA表彰式、寺澤(左)
2位藤原(中央)3位吉良(右)

国際A級

藤原慎也(オッサ)が最終戦を待たずにタイトルを決定した。

今シーズンの国際A級は、藤原が2勝した以外はすべて異なる勝者が誕生している。そしてここまでの5人の勝者のうち、開幕戦で勝利した本多元治以外の4人は、今シーズンが初勝利となる選手たちだ。

今シーズン5人目の勝者となったのは寺澤慎也。 大ベテランの寺澤だが、全日本選手権での勝利は、これがはじめてだという。

藤原は1ラップ目には1位だったものの、その1ラップ目にも持ち時間がギリギリになったことで申告の5点をもらい、さらにタイムオーバーの3点減点を喫するなど、今回は時間に苦しめられて実力を発揮しきれなかったようだ。それでも確実に2位に入り、今回5位となったランキング2位の岡村将敏に選手権ポイントで22点の大差をつけた。これで計算上、最終戦はたとえ欠場したとしても順位の変動はなく、藤原の2014年全日本チャンピオンが確定した。

【寺澤慎也のコメント】

結果のことはぜんぜん知らなくて、終わったあとも知らないまま、優勝してるよと教えられてもドッキリかと思って信じていませんでした。本当に優勝してたんですね。ぼく、スーパークラスを走っていたこともあるんですが、A級での勝利ってこれがはじめてなんで、うれしいです。今日は中部の委員長の岩田さんから、8位以下だったら来年は選手じゃなくて運営スタッフに回れと言われていたんで、それが励みになったのかもしれません。もう少し走らせてください。ありがとうございました。

 


久岡孝二の勝利
毎戦氏川との接戦である

2位は氏川湧雅
1ラップ目のミスが影響した

IA表彰式、久岡(左)
2位氏川(中央)3位橋口(右)

 

国際B級

久岡孝二(ガスガス)と氏川湧雅(ガスガス)。ここまでは3勝2敗で久岡が強さを見せているが、中国大会で氏川優勝、久岡が4位となって、ポイントテーブルでは氏川が1点リードする形で迎えた第6戦。どちらにとっても、負けられない1戦だ。

しかし第1セクションから、久岡が美しくクリーンしたのに対し、氏川は3点とやや出遅れる。ふたりが1位と2位を独占するいつもの戦況には変わりがなかったものの、接戦を制したのは久岡だった。

【久岡孝二のコメント】

前回負けていることもあって今回はしっかり走れるかどうかが不安だったのですが、落ち着いて走ることができて、よかったと思います。いくつかミスもあったのですが、気持ちを乱さずに最後まで走れました。残り1戦、しっかり走ります。

 



Copyright 2003 Motorcycle Federation of Japan All Rights Reaserved.
|