J・ロレンソ選手が優勝。M・マルケス選手が2年連続でチャンピオン獲得!
MotoGPクラス
MotoGPクラスは予選2位の♯46/バレンティーノ・ロッシ選手が好スタートを切りレースをリードするものの、5ラップ目に♯99/ホルヘ・ロレンソ選手が逆転。そのまま後続を引き離していく。レース後半、ロレンソ選手が独走状態になっている後ろでは、2番手のロッシ選手と♯93/マルク・マルケス選手が、会場全体を歓声と悲鳴に包むほどのバトルを展開。16ラップ目にはマルケス選手がロッシ選手をかわして2位に浮上した。そのままマルケス選手はペースを上げるもロレンソ選手が逃げ切り、ロレンソ選手が今季2勝目を挙げている。2位にはマルケス選手、3位にはロッシ選手が入った。日本人ライダーの♯7/青山博一選手は13位、ワイルドカード参戦した♯21/中須賀克行選手は12位に入りポイントを獲得した。
また、昨年史上最年少王者となったマルケス選手は、2位に入ったことで残り3戦を残して2014年のシリーズチャンピオンを獲得した。
Moto2クラス
フル参戦中の♯30/中上貴晶選手、ワイルドカード参戦の♯72/高橋裕紀選手、♯71/小山知良選手の日本人ライダー3人が参戦したMoto2クラス。レースをリードしたのは、♯12/トーマス・ルティ選手。終始ライバルを寄せ付けずトップでチェッカーを受けた。予選6番手だった中上選手はポイント圏内の13位、小山選手は23位、高橋選手は26位でゴール。
Moto3クラス
約40台のマシンが犇めき合うMoto3クラスは、スタート直後のクラッシュでワイルドカード参戦の♯81/山田誓己選手と♯83/大久保 光選手がリタイヤ。一方、トップ争いは最終ラップまでもつれこみ、6台で形成された集団が激しい攻防を見せた。そのバトルを制したのは、MotoGPクラスのマルケス選手の実弟でもある♯12/アレックス・マルケス選手。
Shell ADVANCE アジアタレントカップ(併催)
アジア地域の若手ライダーの発掘と育成を目的に2014年からスタートしたワンメイクレース。日本人ライダーも多数参戦しており、♯22/佐々木歩夢選手が母国GPで嬉しい勝利を収めた。
Event
ライダーサイン会やキッズバイク体験試乗会など、レースファンから家族連れまで楽しめるイベントも盛りだくさん。MotoGP決勝後には、2015年からMotoGPに参戦するマシン・GSX-RR(スズキ)のデモンストレーションも行われた。