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写真&レポート
 
 16秒のアドバンテージをもって鈴木がDAY1を制す
 予報通り快晴に恵まれたDAY1。事前に難易度の高さが指摘されていたエクストリームテストも、路面状況が良好になったことから、Bクラスでも問題のないちょうどいい難しさに。全体的に新しいルートも含まれていること、適度なハードさ、飽きさせないレイアウトで好評の1日であった。
 全日本IAは、下馬評通り鈴木健二と釘村忠の一騎打ち。両名で一番時計を6つずつ分け合うような形となったが、釘村がたった1度最後のエクストリームテストで小さな転倒をしてしまい、10秒ほどロス。最終的に16秒のアドバンテージをもって鈴木がDAY1を制した。3位は内山裕太郎、4位は太田真成で、タイトル争いは一歩鈴木がリードしたことになる。これで、2名の自力タイトルは無くなってしまった。
 鈴木は「忠に勝てたことが嬉しいですね。今シーズンは一度だけでも勝てればいいとおもってましたから。もう満足です。もちろん、明日も勝ちにいきますよ! マシンの調子も絶好調だったし!」とコメント。タイトルに大手をかけた状態となった。釘村は「最後のテストが悔しいですが、それがなくても負けていましたね。明日は勝ちますよ。ちなみに、ライダーとしてまだ続けられるように来シーズンにむけて動いているところです。みなさんにいいお知らせが届けられるように頑張りたい」とのこと。釘村のほうが断然モトクロスライダーとして現役に近いわけだが、SUGOは5年ぶりとなる。DAY2は自然とファイナルクロスの比重が多くなるが(例年と異なり、ルートは周回数4周となったのでだいぶルートの割合が高くなった)、鈴木はここ数年毎年走っているわけで、どちらが総合を制するのかにも注目が集まるところ。
 IBでは、東北のホープ小坂竜也が4つのテストでトップを飾りDAY1を制した。「今回はマシンをセットアップしてきたので、それがよかったです。ハイスピード向けにしてあるので、沢なんかではつらいのですが…。特にファイナルクロスでスピードに勝るようにしています」とのこと。なお、大会終了直後には2位西森裕一、3位滑川勝之との暫定リザルトであったが、栗田武、前橋孝洋らのルートミスによる遅着のペナルティが「本人に瑕疵なし」との判断で免除されることとなり、2位栗田、3位前橋の順位に訂正された。 全日本ウィメンズは、島崎千恵が後続に10分以上のリードを築いて圧勝。5年ぶりのSUGO2デイズ、初の全日本クラス参戦となるが、さすがの強さをみせつけた形だ。
 
ベテランの強さを固持する鈴木健二
アグレッシブさとスピードは文句なしにNo.1の釘村
チャンピオンに王手をかけた鈴木健二。マシンは新型のYZ250Fに乗り換えた
釘村忠は2位の成績
マシンのセッティングを換えてきた小坂竜也がIBで1位
みんな大好き安喰好二
ISDE帰りの大川誠
負傷中の元チャンピオン池田智泰に参加者から応援
いよいよスタートのSUGO2デイズ
XTは昨年とまるでレイアウトが違う
吉川和宏も最終戦を走る
YZ125の使い手近藤有介
和泉拓は、5位と健闘
紅葉が美しいスポーツランドSUGO
いやらしいキャンバーも待ち構えるXT
下りが実に困難である
IB2位の栗田武
ワークタイムも余裕の鈴木健二

 
 DAY2、総合リザルトでは太田が優勝。逆転で内山が二度目の年間チャンピオンに
 1日目に続き、2日目も晴天に恵まれたスポーツランドSUGO。鈴木健二は昨日の優勝もあって、大きくランキング上で後続の二人に差を付けた形であった。波乱がおきたのは1周目から。DAY1で2位となった釘村忠が、ビードストッパーのボルト部分がおれるというトラブルを起こしてしまい、走行不能に。リタイアを喫してしまう。
 そしてまさかの鈴木健二に異変がおきたのが、最終ラップのエクストリームテスト前。エンデューロテストを快走した鈴木は、エクストリームテスト前で異変を感じた瞬間エンジンからガチャガチャ! という音を響かせ「終わった…」と天を仰いだ。キックがおりなくなってしまったエンジンでどうにもならず、その場でのリタイア。優勝およびチャンピオン候補の、レース終盤での脱落に会場はざわめく。この時点での太田真成は120pt、内山裕太郎が126pt。残すファイナルクロス、太田の自力優勝はすでに無かったが「とはいうものの全力を尽くします」と太田。内山もワーキングタイムで準備を念入りに、決戦へ。  元々、モトクロスIAで走っていた経験のある太田に分のあるファイナルクロスは、渡會修也のホールショットで幕開け。すぐに太田がこれをパスしてグイグイと後続を引き離して圧勝。内山も苦手とはしていないモトクロスで、太田には及ばずとも食い下がって3位でのチェッカーを受けた。
 DAY2、総合リザルトでは太田が優勝。内山は2位、3位に和泉拓が入るという結果。これを受け、ポイントランキングは内山が鈴木を逆転して2度目のチャンピオンに輝いた。 「今日はすごくラッキーなところがあったのですが、自分としては見せられるところもあったので、よかった。来年も、思いっきり上にぶちあたっていきたいです」と太田。内山は「負けないように頑張っていきたいと思っています。今季は、大排気量のWR450Fとの相性もよくて、安定した成績を残せたのがよかったですね。2011年が最初で最後のチャンスだと思っていたので、素直にウレシイです」とコメント。和泉は「ラッキーなところもありましたし、地の利を活かせた。ようやく表彰台にも上れました」と表彰台上で話した。
 IBでは西森が昨日の雪辱を果たす形で、積算タイムおよびファイナルクロスどちらにおいても優勝。前橋孝洋が2位に入った。タイトルは西森の手に渡り、ランキング2位は栗田武、ランキング3位は滑川勝之でこの3名が来季よりIAへ昇格となる。今季、希代のIBルーキーとして活躍を見せた前橋は夕張でのミスが尾を引いた形でランキング4位。
 ナショナルでは、岩鬼久重が積算で1位、ファイナルクロスで2位でDAY2を1位で飾った。若手急先鋒の小菅泰輝が積算2位、ファイナルクロス1位の活躍をみせ、結果2位に。ウィメンズは、DAY1に引き続き島崎千恵が圧倒的な勝利。ファイナルクロスでは承認Bクラスとの混走ながらヒート優勝をおさめる快走を見せた。
 
IA、2日間総合表彰
ウィメンズを圧勝した島崎千恵
和泉拓が表彰台3位へ!

全日本クラスのみ使用する白タイヤ沢にて

IBタイトルを奪取した西森裕一

2度目のチャンピオンに輝いた内山裕太郎
 
晴天に恵まれたSUGO
バハストレートも健在
 

IA、2日間総合表彰(1位太田、2位内山、3位和泉)