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写真&レポート
 
 Rd2(DAY1) まさに快晴、という言葉がふさわしい1日目。
 タイム設定は、IA/IBで40分(7周)、Nクラスで45分(6周)に決定。走りごたえのあるリエゾンに、タイムを削ることが困難な2つのテスト。1周目の下見走行では、枯れ草の絨毯がかなり滑るようだったが、ワダチのできた2周目からはグリップのいい土が顔を出した。かわりに後半は、定義名物とも言えるギャップが至る所に出てくることでライダー達の体力を真綿で首を絞めるがごとく、奪っていった。
 今戦は、IAクラスは渡辺学や釘村忠などが参戦しておらず、昨年のチャンピオン鈴木健二からすればライバル不在と言える状況だったのだが、ゼッケン2太田真成が12本のテスト中4本でベストタイムをマーク。結果から言えば、鈴木は辛勝といったところで太田は鈴木を追い詰めたというところか。最終的には19秒62差で、大きなミスがあれば太田の逆転勝利もありえたレースであった。2011年のチャンピオンである内山裕太郎は、コンスタントにレースを運んで3位をゲット。4位には、3周目に大きくミスをしてしまうものの「調子がいい、これならもっと前にいける」との言葉通り、グイグイと好タイムを連発した池田智泰が入った。
 スピード勝負のコースレイアウトということで、モトクロス出身のライダーが強いかと思われた今回だが、池田だけでなく、5位には近藤有介が入るなどエンデューロ出身のライダーが健闘。実際、とても好印象を受けるつながりのいい走りで「巧さ」をもつライダーが光ったといったところ。 IBクラスは、広島で圧倒的な勝利をおさめた前橋孝洋が大きなミスを冒してしまい、3位に。1位は、順当ともいうべきか西森裕一が汚名返上、2位にはデコボコフレンズ栗田武が猛威をふるった。
 明日は、ギャップがさらに深くなっていき、かつ体力を削られた状態でのレースとなる。本当の「強さ」が問われるのは、2日目か。
 
特に体も不具合なく、好調な太田は「大きなミスはないですね、バックマーカーに阻まれたりしたのはみんなイコールコンディションですしね。明日は、もうちょっとがんばりたいですね。このコースは、攻めようと思うと牙をむくようなコース。逆バンクや、黒土のスリッピーなところがあって、攻めすぎるとすぐにミスを誘う」と。「みなさんが見ていておもしろい、と思えるレースがしたいです。このコースは自分たちのホームコースにも似ているし、そこそこ得意かもしれません!」
優勝した鈴木健二は「どうにも頭が痛いし、とても体調が悪かったですね。何度も転倒してしまってますし、くるっと一回転してしまったような場面も…。風邪かな、と思ったんですが今は食欲もあるので大丈夫でしょう、明日はもっと走れるはずですよ、大丈夫」と語る。昨年から引き続き乗っているWR450Fも絶好調、今日はゆっくり休養をとって眠るとのことだ
ベテラン内山は「まぁまぁ。最初1周目はこれは450では難しいかな、って思いましたが、徐々にラインもできてきたのでいいところいけたかなと思います。こういう狭いところを攻め込むレースは得意ですし、バイクも調子がいい。僕も調子がいいみたい(?)ですね」とのこと
パルクフェルメへの入場から、1日がはじまる
メカニックに許されているガソリンの補給
IBで注目のライダー、若手前橋孝洋、1戦1戦を真剣に取り組む姿がファンをあつめている
 
2DAYSイベントのため、ワークタイムはタイヤ交換するライダーが多い
パルクフェルメは聖なる土地である
 

 2日目も、仙台アウトドアパークは晴れ渡る。
 1日目で90名を超えるエントラントがしっかり走り込んだ跡がつき、定義特有のギャップが顔を出した。承認クラスなどは1日目から2周減算だが、全日本クラスは1日目から1周減、つまりは1日目の下見走行をカウントしなければ、今回は1日目・2日目同じ競技をおこなったということになる。 昨日体調不良でタイムが伸び悩んでいた鈴木健二は、絶好調の走りを取り戻し持ち前の全開テストを連発。最終クロステストのみ大きなミスをしてしまったものの、他はすべて1番時計で2位太田真成に45秒92差で貫禄を見せつけたカタチだ。太田は、決してひけをとらない走りで2番時計を出し続け、鈴木がミスをしたテストのみ1番時計という好結果。本人も言うとおり、どれだけ鈴木にからめる走りを見せられるかが最重要課題となっている。3位は、池田智泰との接戦の末、1日目同様内山裕太郎が奪取した。
 IBクラスでは、やはり西森裕一と前橋孝洋の一騎打ちとなる展開。序盤から前橋が若干リードを広げて行くなかで、西森はサブフレームのボルトをおってしまうトラブルに見舞われてしまう。大きくタイムに影響することはなかったが、中間発表では前橋が西森に12秒差をつけているとの発表があり、1日目の雪辱をはらせるかのように思えた。だが、まさに「ワンミスが命取り」のこの定義ラウンド、前橋は最終テストにて転倒を喫してしまい、西森が隙なくこれをパスするカタチでパーフェクトウィンを決めた。これで西森は前橋よりも1勝分ランキング上で優位にたったことになり、今季のタイトル争い上で逆転したことになる。 ナショナルクラスは大曽根正義が大きなミスをおかしながらも、辛勝。若手の小菅泰輝も同じく1番時計を出しながらもタイムを揃えられず、10秒差で2位に甘んじた。Wクラスは、岩本恵美が優勝、ランキングもトップである。
 
タイトルホルダー、鈴木健二は「今日は体調も完璧、攻めれてたでしょう?最後の最後でやっちゃいましたけどね。 夕張は、公道を使うレースですからWR250R(市販トレール)で参戦するつもりです。今度は釘村忠も出てきてくれるでしょうから、おもしろいレースになるんじゃないでしょうか」とのこと

「昨日より、タイムの伸びが悪かったですかね。僕もタイムは出ていたのですが、それ以上にケンジ(鈴木健二)さんの伸びしろがあった。もうちょっと絡めたらおもしろいレースができると思うんですが…、もうちょっと練習してきます。次戦夕張ははじめてですから、少し不安です。ただ、自分はオールマイティに走れるとは思っていますし、マディになりにくいとも聞いていますから、大丈夫でしょう」と太田真成。9月末には家族でのISDEクラブチーム参戦を控えており、今季はそこに注力していく考えだが「JECはJECで、全力を尽くす」とのことだ

2日目も3位におさまった内山裕太郎。「どうも攻めるとミスりますね。転びはしないんだけど。最後のほうは、後ろをはしってた池田さんに追い立てられたりしてましたから、結構ギリギリだったのかもしれません。去年までWR250FでJECに出てて、今年450で出てるんですがどうなることかと思ってました。意外と、いけますね。夕張はWR450Fでは出れないので、乗り慣れているWR250Fでの参戦になります。タイムも出るはず」と。目下、太田真成を2位から引きずり下ろすことが、まずは目標か

IBのランキングトップに立った西森裕一。「前半、昨日の疲れが残っていたことで全然からだがうごかなくて…。特に1ラップのエンデューロテストでいきなり転んじゃいまして、今日はダメかななんて思ってました。だんだん調子でてきて、タイムも出るようになりましたけど、前橋君がやっぱり速いのはわかってましたから今日は2位だな、と思ってました。今までJNCCに力いれてましたから、ようやくJECに慣れてきた感じです」と。「JECはもっと攻めなくちゃダメですね」と言い、これまでよりもまだ伸びしろをもっていることが判明。今季のIBはおもしろいことになっている
 
「乗れていない」を表彰台でも口にするIB2位前橋孝洋
スタートの一幕
B表彰台(2日間総合)
IA表彰台(2日間総合)
裏方の動きが非常にきびきびしている一流チームハスクバーナ
パルクフェルメ入場で、1日が始まる